仕事
| エルグ | erg | |
| ジュール | J | |
| キロジュール | kJ | |
| メガジュール | MJ | |
| 重量キログラムメートル | kgf·m | |
| フィート・パウンダル | ft·pdl | |
| フィート重量ポンド | ft·lbf |
仕事率
| キロワット時 | kW·h |
熱量
| カロリー（熱化学） | calth | |
| キロカロリー（熱化学） | kcalth | |
| カロリー（国際蒸気表） | calIT | |
| キロカロリー（国際蒸気表） | kcalIT | |
| 英熱量（国際蒸気表） | Btu |
素粒子
| ×1019 電子ボルト | eV |
爆発力
| TNT換算 | t |
単位の概要と換算定義
ジュール
国際単位系 (SI) におけるエネルギー、仕事、熱量、電力量の単位です。
1ジュールは「1ニュートンの力がその力の方向に物体を1メートル動かすときの仕事」と定義されています。
| 単位 | 記号 | 定義 |
|---|---|---|
| ピコジュール | pJ | 10-12 m |
| ナノジュール | nJ | 10-9 m |
| マイクロジュール | μJ | 10-6 m |
| ミリジュール | mJ | 10-3 m |
| センチジュール | cJ | 10-2 m |
| デシジュール | dJ | 10-1 m |
| 単位 | 記号 | 定義 |
|---|---|---|
| デカジュール | daJ | 101 m |
| ヘクトジュール | hJ | 102 m |
| キロジュール | kJ | 103 m |
| メガジュール | MJ | 106 m |
| ギガジュール | GJ | 109 m |
| テラジュール | TJ | 1012 m |
エルグ
1エルグは「1ダインの力がその力の方向に物体を1センチメートル動かすときの仕事」と定義されています。非SI単位でありジュールの使用が推奨されています。
重量キログラムメートル
1重量キログラムメートルは「1重量キログラムの力がその力の方向に物体を1メートル動かすときの仕事」と定義されており、1重量キログラムメートルは9.80665Jとなります。
フィート・パウンダル
1フィート・パウンダルは「1パウンダルの力がその力の方向に物体を1フィート動かすときの仕事」と定義されており、1フィート・パウンダルは0.0421401100938048Jとなります。
フィート重量ポンド
1フィート重量ポンドは「1重量ポンドの力がその力の方向に物体を1フィート動かすときの仕事」と定義されており、1フィート重量ポンドは1.3558179483314004Jとなります。
キロワット時
キロワット時は「1時間あたり1ワットの仕事率の仕事の1000倍」です。ジュールの3600倍と定義されているため、1キロワット時は3.6 MJとなります。
カロリー
カロリーは熱量の非SI単位で「1グラムの水の温度を標準大気圧下で1°C上げる熱量」と定義されています。かつて広く用いられていましたが現在はジュールの使用が推奨されています。
カロリーにはいくつかの定義がありますが、本ツールでは「熱化学カロリー」「国際蒸気表カロリー」の２つに対応しています。
熱化学カロリー
現在の日本で使われている単位で、1カロリーが4.184ジュールと定義されています。
国際蒸気表カロリー
国際的によく使われている単位で、1カロリーが4.1868ジュールと定義されています。
英熱量
ヤード・ポンド法のエネルギー・仕事・熱量の単位で、英国熱量単位、英式熱量単位とも呼ばれます。「1ポンドの水の温度を華氏度で1度上げるために必要な熱量」と定義されており、カロリーの定義をヤード・ポンド法の単位に置き換えたものと言えます。
英熱量にはいくつかの定義がありますが、本ツールでは最もよく使用される国際蒸気表による定義で換算しています。
電子ボルト
1電子ボルトは「真空中において1ボルトの電位差を通過することにより電子が得る運動エネルギー」です。2019年以来、1電子ボルトは正確に1.602176634×10−19ジュールと定義されています。
TNT換算（トン）
TNT換算は爆薬の爆発などで放出されるエネルギーをTNTの質量に換算する方法で、1TNT換算トンであれば「TNT火薬1トンの爆発力」となります。
1TNT換算グラムは1000カロリーと定義されています。カロリーには複数の定義がありますが、通常は1カロリーを4.184ジュール（熱化学カロリー）とし、1TNT換算トン = 4.184×109ジュールとされます。