肥満度の計算機（BMI・ローレル・カウプ指数） ／ ツール

身長と体重から肥満度と標準体重を計算するWebツールです。BMI、ローレル指数、カウプ指数に対応しており、どれを用いるかは年齢によって異なります。

対象年齢	指数
成人（高校生以上）	ボディマス指数（BMI）
子供（小・中学生）	ローレル指数
乳幼児（～5歳）	カウプ指数

それぞれどの程度の肥満や痩せがあるかを把握する指標としてしばしば用いられますが、身長と体重のみから算出する簡便なものなので、判定値はあくまでも参考程度です。とくに子供・乳幼児は成長過程の個人差も考慮する必要があるため、気になることがある場合は医師にご相談ください。

BMIとは

BMIはボディマス指数（Body mass index）の略で、ヒトの肥満度を表す代表的な体格指数です。簡便な指標として世界的に用いられています。

BMIの計算式

体重を $w$ kg、身長を $h$ m （センチメートルではなくメートル）とします。

※本ツールは日本肥満学会の規定に基づきBMIが22になる体重を標準体重としています。日本においてはこれが最も病気になりにくい状態とされています。

ローレル指数とは

ローレル指数は子供（小・中学生）の肥満度を表す体格指数です。

ローレル指数の計算式

体重を $w$ kg、身長を $h$ m （センチメートルではなくメートル）とします。

ローレル指数は130程度が標準的な体型とされ、プラスマイナス15程度に収まっていれば標準とされています。本ツールは目安としてローレル指数が130になる体重を標準体重としています。

カウプ指数とは

カウプ指数は乳幼児（～5歳）の肥満度を表す体格指数です。

カウプ指数の計算式

体重を $w$ kg、身長を $h$ m （センチメートルではなくメートル）とします。

カウプ指数は計算式はBMIと同一ですが、後述の判定基準が異なります。

各指数の判定基準

BMIの判定基準

BMIの計算式は世界共通ですが、肥満の判定基準は国によって異なります。代表として日本肥満学会と世界保健機関（WHO）の基準を記載します。

日本肥満学会の基準

BMI	肥満度	判定
18.5未満	低体重（痩せ）	低体重
18.5以上25未満	普通体重	標準
25以上30未満	肥満（1度）	肥満
30以上35未満	肥満（2度）	肥満
35以上40未満	肥満（3度）	高度肥満
40以上	肥満（4度）	高度肥満

世界保健機関（WHO）の基準

BMI	肥満度	判定
16未満	痩せすぎ（重度の痩せ）	低体重
16以上17未満	痩せ（中度の痩せ）	低体重
17以上18.5未満	痩せぎみ（軽度の痩せ）	低体重
18.5以上25未満	普通体重	標準
25以上30未満	過体重（前肥満）	太り気味
30以上35未満	肥満（1度）	肥満
35以上40未満	肥満（2度）	肥満
40以上	肥満（3度）	肥満

妊婦の体重管理

BMIは妊婦の体重管理にも用いられていて、妊娠前のBMI値によって「体重増加量指導の目安」として算出されています。

妊娠前のBMI値	体重増加量指導の目安
18.5未満	12～15kg
18.5以上25.0未満	10～13kg
25.0以上30.0未満	7～10kg
30.0以上	個別対応 （上限5kgまでが目安）

増加量を厳格に指導する根拠は必ずしも十分ではないと認識し，個人差を考慮したゆるやかな指導を心がける． 産婦人科診療ガイドライン産科編 2020

ローレル指数の判定基準

ローレル指数	判定
100未満	痩せすぎ
100以上115未満	痩せぎみ
115以上145未満	標準
145以上160未満	太りぎみ
160以上	太りすぎ

カウプ指数の判定基準

カウプ指数は年齢によって判定基準が異なります。

年齢	痩せすぎ	痩せぎみ	普通	太りぎみ	太りすぎ
3か月〜1歳未満	14.5未満	16未満	18未満	20未満	20以上
満1歳	14.5未満	15.5未満	17.5未満	19.5未満	19.5以上
満1歳6か月	14未満	15未満	17未満	19未満	19以上
満2歳	13.5未満	15未満	17未満	18.5未満	18.5以上
満3歳	13.5未満	14.5未満	16.5未満	18未満	18以上
満4歳	13未満	14.5未満	16.5未満	18未満	18以上
満5歳	13未満	14.5未満	16.5未満	18.5未満	18.5以上