HIROTA YANO
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ダミーテキストのLorem ipsumを日本語にしてみた

Webサイトなんかを作っていると、よくダミーテキストが必要になる。日本語のダミーテキストで定番は下のどちらかだと思う。

  • 「あああああ~」や「サンプルサンプル~」で埋める。
  • 「吾輩は猫である~」など著作権の切れた小説を使う。
    (Macでは「あのイーハトーヴォのすきとおった風~(宮沢賢治/ポラーノの広場)」が定番だろうか)

前者は同じ文字が並んでしまうのがしっくりこないので、私は後者をよく使う。

しかしダミーテキストはデザインを評価するために使うので、文章が意味を持つのは好ましくない。無意識にでも文章の意味を理解してしまうと、デザインへの評価に影響してしまう。

例えば「吾輩は猫である~」で埋めればどうしても猫を想起してしまい、思考は可愛くも憎らしいツンデレ生物に囚われる。「文字のジャンプ率がうんぬんかんぬん」などと言いいながらも頭は肉球でいっぱい、デザイン自体の印象など消しとぶ。そんなことより早く肉球を触らせろ、である。

アルファベットを使う国々には Lorem ipsum という伝統的なダミーテキストがある。古いラテン語の文章を元に、意味消失したそれっぽい文章に仕上げられている。

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これをどうにか日本語にしたい。

英語として変換してみる

Google翻訳を使って英語 → 日本語で変換してみる。

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あまり変換できていない。それなりに頑張って変換してくれた感はあるが、やはり単語になっていないので無理があるのだろう。そもそも英語じゃないし。ならばラテン語ではどうか。

ラテン語として変換してみる

同じくGoogle翻訳を使ってラテン語 → 日本語で変換してみる。

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英語よりは変換できている。意味消失してもラテン語のニュアンスが残っているのだろうか。これに少し手直しをいれる。変換しきれなかった単語は個別に再変換を試み、句読点や「てにをは」に私のセンスを一摘まみかけると、なかなかそれっぽくなった。

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いい感じに意味不明な文章である。しかし、トマト大好き学部が気になりすぎる。エリット君はそこでいったい何を学んでいるのか。トマトに悲しみ、トマトに嘆くエリット。卒業論文は「トマトによる魂の癒し」といったところか。

気になりすぎてデザインどころではない。